DJI FLY アプリでヒストグラムを表示する方法

ヒストグラムを読めるようになれば、野外でも正確に露出を確認することができます

『空撮時はヒストグラムを確認しよう』の記事で、モニターの見え方は周囲の明るさによって変わるのであんまりアテにしない方が良いかも!ということを書きました。

詳しくはその記事を読んでいただきたいのですが、要約すると「モニターの見え方じゃなくて、”ヒストグラム”というもので撮影した動画像の明るさを確認しよう」ということになります。
詳しくは記事を読んでいただければと思います。

記事ではDJI GO4 アプリでのヒストグラムの表示方法を記載していましたが、最近はGO4ではなくFLYを使用する方も多いと思いますので、DJI FLYでのヒストグラム表示方法をお伝えします。

DJI FLYでのヒストグラムの表示方法

以上です。

とってもカンタンにヒストグラムを表示できます。
「高度撮影設定」からは他にも露出過多警告(俗にいう白飛び警告)や画面のグリッド表示なども変更できるので、覚えておくと便利です。

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はじめて買うドローンの選び方

画像引用:DJIストア

当校のJUIDA認定スクールに参加される方の多くは、ドローン未経験です。
受講後の機体販売も行っているため、機体購入のご相談を受ける事も多く、前回も講習中に「今後機体を購入するにはどの機体が良いか」という質問をいただきました。
今回の記事では当校がおススメする機体の選び方をお伝えします。

目的にあった選択肢の中で、なるべく性能の高いモノを選ぶ

これが当校おススメの機体の選び方です。
高いモノを買わせようとしているわけではないのでご安心ください。
しっかりと「予算の中で」最適なモノをご案内致します。
また「これが欲しい!」というモノがあれば、迷わずそれを買ってください。
(買う前の情報収集で、色々な人に相談するのは良いと思います)
他人に選んでもらったモノよりも、欲しくて買ったモノの方が愛着が沸いて、結果的に撮影がもっと好きになると思います。

撮影の目的

ここでいう「目的」とは、「こういうモノを撮りたい」また「こういうスタイルで撮りたい」等を指します。
モノとは、「何を」「どういう風に」撮影したいかという、いわば作品の完成系イメージです。
スタイルとは、「登山に持って行って撮影を行う」「常に携帯して、撮りたいときにすぐ撮れるようにする」といった撮影スタイルです。
この2点をぼんやりとしたイメージで良いので明確にしておくと、機材選びに失敗することは少なくなると思います。
ただし特に初心者の方は、撮影を続けて行くにつれて「こういうこともしたい」「こんなものも撮ってみたい」と、興味が広がったり違う方向へ向かうことも多いので、ある程度幅広く使える機体を選ぶことも大切です

「初心者だから最初は値段の安い性能の低いものから」という考えは、ドローンに限らずいろいろなモノを買う際に頭によぎります。
ただ少なくともドローンやカメラに関しては、特に初心者のうちはなるべく性能の高いモノを持っていた方が良いです。

初心者が性能の良いモノを持っていた方が良い理由

1.機材の性能に頼った撮影ができる

機材の性能が良ければ、撮影者の技術をカバーしてくれる範囲が多いです。
「機材に頼っては腕が上がらない」というのは間違えで、それは使用者が上達を意識して撮影しているかどうかの問題です。
また機材の性能に頼っていたとしても、ある程度思い通りの撮影ができた方が結果的に長続きする人が多いと思います。
そして失敗ばかりして「完成」した作品がいつまでもできないより、機材に頼っても「完成」した作品をコンスタントに作り上げた方が経験値は確実に上がります。

2.手段の選択肢が多い

これは「その機材でできることが多い」という意味です。
使える機能が多いということは、それだけ経験の幅が広がります。表現の選択肢も増えます。他の機材を使うよりも単純にメリットになります。
「機能が多すぎてわからない」場合は使わなければ良いのです。
ただ「シンプルな方が使いやすい」というのであれば、その機材を買う「目的」として、「シンプルなインターフェースの機材を使って撮影したい」という事を加えておくと良いかもしれません。

3.安全性が高い

これはメーカーや各機体の設計思想にもよりますが、基本的に機体の性能向上に応じて安全性も高くなることが多いです。

安全性に係る機体スペックの例
・障害物センサーの探知範囲や精度
・耐風性能
・自動帰還機能
・映像伝送など、通信の強さ

それでも迷った場合

基本的に「新しいモノ」を選んだ方が良い場合が多いです。
特にドローン大手のDJI社は短いスパンで続々と新製品を発表します。
新しいモノの方が同価格帯であればより性能の高い場合が殆どですし、対応パーツ(バッテリー、予備プロペラ、各種フィルターやサードパーティ製品など)の流通も潤ってます。
逆に発売日が少し古い機体の購入を検討する場合は、そういった備品が手に入れやすいかも確認しましょう。

予算の考え方

予算というと、「最初に買う機体一式」ばかりに意識が向きがちですが、今後追加する予定のあるモノや、あるいは欲しくなりそうなモノ、そして一番大事なのは「撮影に出向く費用」をしっかりと考えることです。

いくら高性能のドローンを持って、高い撮影技能を有していたとしても、撮影しないと意味がありません。
撮りたい風景に出会うために、時には連泊の旅行になるかもしれません。
しかしそれも撮影の醍醐味の一つです。

「初期費用」以外の予算も考えて、最初に機体を選ぶ際の予算を決定しましょう。

初期費用以外にかかりそうな予算
・備品、消耗品(プロペラ、バッテリーなど)
・便利グッズ(ランディングパッド、カーチャージャーなど)
・撮影クオリティアップ(各種フィルター類など)
・欲しくなるかも(地上用カメラなど)
・撮影場所への移動費、現地での宿泊費

他にも予備のメディアや現場に適した機材用バッグなど、いろいろ欲しくなると思います。


当校でおススメすることが多い機種

ここでいうおススメとは、「ドローンで情景を写真や映像で空撮したい」という目的が前提です。
また一般的な撮影シーンにはある程度対応できるものを選んでいます。

1. Mavic3

画像引用:DJIストア

単体価格253,000円(DJIストア)

カメラ性能、機体性能、携帯性が非常に高い水準で作られています。
予算があるならコレをおススメすることが多いです。
細かい機能ですが、ヨーイング操作の際に惰性を設定してスムーズな動画を撮影しやすいのも良いですね。

2. Air2S

画像引用:DJIストア

単体価格119,900円(DJIストア)
コスパの良い機体です。
Mavic2ProやPhantom4Proと同サイズの1型センサーを搭載しながら、価格が大きく抑えられています。
ただし絞り値がF2.8固定なので運用上、可変絞りが欲しい方は、この点を押さえておいてください。

3. Mini2

単体価格59,400円(DJIストア)
手軽にドローン空撮を始めるのに最適な機種です。
非常にコンパクトでありながら、3軸ジンバルもしっかり搭載されています。
日本使用のバッテリーは容量が少ないなので、飛行時間が短めです。
障害物センサーは下方のみ搭載されています。

まとめ

・「コレが欲しい!」というものがあったら、それが最有力候補。
・「目的にあった選択肢の中で、予算が許す限り性能の良いモノ」がおススメ。
・「目的」は撮影した完成系のイメージと、やりたい撮影スタイル。
・「予算」は初期費用以外も考えて。

静岡沼津ドローンスクールでは

静岡沼津ドローンスクールでは、卒業生様への機体販売も行っております。
押し売り的な事は一切しておりませんのでご安心ください。
卒業後に「機体買おっかなー」と思った段階で、ご相談いただければできる限りのアドバイスを致しますし、ご購入の場合は初期設定等をスタッフと一緒にすることもできます。

また撮影講座も行っておりますので、「講座で知識をため込む」→「買った機体で撮影に活かす」こともぜひ試していただければ幸いです。

静岡沼津ドローンスクールウェブサイトはコチラをクリック
当校の撮影講座ページはコチラをクリック

空撮技研 ドローンスパイダーを導入しました

ドローンスパイダー DS-005PRO 
当校では機体と繋ぐ器具として金属製の輪っかを使用しています。

今年9月から施行された、係留による規制緩和に対応する機材を購入しました。
規制緩和についてはコチラの記事で解説しています。
【R3.9.24施行】航空法の規制緩和について

導入した「ドローンスパイダー DS-005PRO」は従来の型式と比較すると手動ブレーキが廃止された変わりに軽量、低価格となり、リード長も付属は100mから30mとなりました。
重量が軽くなったため、使用の際はしっかりと固定する必要があります。

空撮技研:ドローンスパイダー ウェブサイト

リードは30mのものが標準装備され、残り長さによって糸の色が変わります。
また残り10mになると警告音がなり、残り5mで警告音が変わります。
手動ブレーキはついていないので、あくまでも30m以上機体が離れないようにするための機材と考えた方が良さそうです。

インターフェースはシンプルな作りをしております。
赤いボタンが電源オンオフ、緑ボタンで巻き取りのオンオフです。
それぞれオン時はボタンが発光します。
巻き取りは強制的にドローンを引っ張って回収したり、それ以上遠くへ行かないようブレーキをかけるものではありません。
あくまでもテンションをかけて糸が弛まないようにする巻き取りです。

真ん中にあるツマミは巻き取り強さを選択するためのもので、説明書を読むと機体の重量事に推奨する巻き取り強さを確認できます。
当校で使用しているPhantom4Pro(約1.4kg)の場合は「中」推奨でしたが、「弱」でもしっかりと巻き取ってくれているように感じました。

バッテリーは側面に装着します。
購入の際は充電器が付属しているセットを選ぶことも可能です。
ウェブサイト上のパンフレットには、動作時間は約90分と記載があります。

縦置きもできます。
設置部は縦置き、横置き共にゴムで滑り止めが施されています。

DS-005PROは係留による規制緩和の対象となりますが、その他条件として関係者の立入りを制限する旨の看板、コーン等による表示・補助者による監視及び高等警告等が必要となります。

静岡沼津ドローンスクールでは日々変わるドローンのルールにも対応した講習ができるよう、新たな機材の導入や運用を行っています。

ドローンやスクールについてご興味のある方、ぜひ無料説明会にお申込みください。
ドローンに関連するルールや利活用、スクールについてのご案内をしています。

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