新コース『ステップアップ』開始

今月より新コース『ステップアップレッスン』を開始しました。
当校のJUIDAカリキュラムは「安全運航のために必要最低限の知識と技術を習得する」ことが目的ですが、新コースでは「飛ばす」だけでなく「飛ばして何かする」を出来るようにするための講習です。

新コースは以下の5つとなります。

Aモードスキルアップ
 Aモードにおいての八の字やノーズインサークルの飛行方法。
ドローン空撮
 ドローン空撮時に必要な、操縦者と補助者の動き方や、撮影手法等。
映像編集
 DaVinci Resolveを使用しての動画編集の仕方。(初心者向け内容)
画像処理
 Lightroom Classicを使用したRAW現像やファイル管理方法。
オペレータ基礎
 しばらくドローンを触っていない方向け。JUIDAカリキュラムの復習。

操縦技能証明をすでにお持ちの方のための、「飛ばすだけ」より次の段階へステップアップするための講習です。
詳細、お申込みはコチラからお願い致します。

またこちらの新コースは、当校卒業生かJUIDA操縦技能証明をお持ちの方のみ受講可能です。
まだJUIDA資格をお持ちでない方は、当校の二泊三日合宿コースで資格取得が可能です。
また無料説明会も行っておりますので、お気軽にお申込みください。ドローンに関する法律や利活用、また当校のご説明をさせていただきますので、ドローンやドローンスクール、関連資格に関する疑問を解決する機会として活用していただければと思っております。

静岡沼津ドローンスクールでは安全運航を第一に、今月からは受講者の皆様がさらに一歩先へ進みだすための多様なカリキュラムを開講して行きます。

鳥と衝突する危険性

有人航空機では比較的低高度を飛行する離着陸時に、エアインテークに鳥が吸い込まれることがあるらしくエンジンの耐久テストではそれに耐えうることを示さなければならないようです。
またキャノピーの風防が多重構造になっている理由の一つとして、鳥との衝突に備えているということもあるそうです。

私達が普段使用している空撮用ドローンにも、鳥との衝突という危険があります。
しかし有人機と違うのは、衝突時の安全対策を機体に行うよりも、衝突回避をより積極的に行うということにあります。

縄張り意識なのか興味本位なのか、飛行中のドローンに対して接近を行う鳥が居ます。筆者の感覚ではトンビやカラスは良く接近してきます。
特に朝方のカラスは非常に攻撃的で、群れで何度も反復して急接近します。

このような鳥との衝突を回避するためには、まず飛行空域を広く見渡せる補助者が有用です。
操縦手は機体を常に目視しているため、常に周囲を広く見渡す余裕はありません。そのため鳥や他機の接近に気付くのが遅れてしまいます。

次に衝突回避の方法ですが、鳥の接近については急上昇で回避します。
鳥は基本的に下降は得意ですが、上昇は苦手です。位置エネルギー(高度差)を利用して速度を上げて獲物を捕らえます。
対してドローンは上昇は得意ですが下降は苦手です。ドローンは下降する際に重力任せでゆっくり落ちる様に高度を下げます。そのため積極的に高度を下げるという動作ができません。また揚力を減らすためにローターの回転数は弱まっており、機体は不安定な状態です。逆に上昇はローターの回転数を上げればその分だけ早く高度を稼ぐことができます。能動的な動きができ、しかもローター回転数が速いため、機体は安定しています。

鳥が接近してきたら急上昇で回避する。時には上昇後に、鳥の進路と逆に機体を動かします。(鳥の上方を抜けるようにします)
反復して接近してくる場合には、鳥の上方で逆進路へ逃げることでそのまま安全な距離まで離れやすくなります。
※この際、高度差が少ないと衝突の危険がありますので注意してください。

このように、ドローンの得意とする動き知り、使用することで少しでも接触リスクを低減させるための手段になり得ます。
静岡沼津ドローンスクールでは、座学と実技の両面から、安全運航についての理解を深め、実践可能なスキルを身に付けて頂きます。

無料説明会も行っておりますので、ぜひお気軽にお申込みください。

Phantom4のバッテリー膨張を確認する方法

沼津 ドローン ドローンスクール JUIDA ドローン資格
膨張したバッテリーは劣化がすすんでいるため使用しない方が良いが、
外殻に包まれたインテリジェントバッテリーは表面を見ても膨張を確認しづらい。

当校でPhantom4Pro用として使用していたバッテリーが、写真でもわかりやすく膨張していました。もちろんこれはもう使いません。
以下の写真2枚をみてください。

あまり膨らんでいない状態

この写真は、あまり膨張が進んでいないバッテリーです。
側面からみると、セル間の隙間から奥の景色や光が見えています。つまり「しっかりと隙間がある」状態です。

膨張が進んだ状態

こちらは側面を見てみると、どんな角度から覗いても奥の景色が覗ける隙間は殆どありません。膨張し、セル間の隙間が無くなってしまっています。

バッテリーの膨張は劣化のサインであり、使用リスクが高まります。
膨張してしまう理由は過充電等があげられますが、バッテリーの保管方法についてはこちらの記事にてご紹介しています。

Phantomを使い始めた初心者の方は特に、比較対象が無いとバッテリーの表面をみるだけでは膨らんでいるか否かが分かりにくい場合があると思います。
そのためバッテリー側面の隙間をチェックし、十分に隙間が空いていることが、一つの目安になるかと思います。

Phantomを使い始めた方、もし側面の隙間をチェックしたことがなければ、一度みてみてください。

静岡沼津ドローンスクールでは、法律の他にこういった機材の安全な使い方も講習します。
無料説明会では皆様の疑問にもできる限りお答え致しますので、ドローンの利活用やスクールにご興味のある方は是非ご参加ください。