6/13に飛龍高等学校様の授業の一環として、ドローンに関する講習会を行いました。
座学ではドローンの安全運航や関連する法律についての解説を行い、実習では実際に機体の操作を行いました。
今後更なる発展が見込まれるドローン運用について、次世代の産業を担う飛龍高校3年生の生徒様に体験していただき、学んでもらうことが目的です。
今後もこのような活動を続けて行きたいと思っております。
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6/13に飛龍高等学校様の授業の一環として、ドローンに関する講習会を行いました。
座学ではドローンの安全運航や関連する法律についての解説を行い、実習では実際に機体の操作を行いました。
今後更なる発展が見込まれるドローン運用について、次世代の産業を担う飛龍高校3年生の生徒様に体験していただき、学んでもらうことが目的です。
今後もこのような活動を続けて行きたいと思っております。
前回、撮影の際はヒストグラムを活用することにより適切な明るさで撮影を行うことができるという記事を書きました。
そこで今回は「実際に画をもう少し明るくしたり暗くしたりする方法」を解説していきます。
通常、カメラに内蔵されている露出計(被写体の明るさを計測するもの)は反射率18%のグレーを基準に明るさを定めています。
例えばフレームいっぱいに真っ白な壁を撮っても、逆に真っ黒な壁を撮っても、明るさという意味においては同じグレーで写し出されるように明るさが決定されます。(もちろんカメラオートで明るさを決めた場合です)
そのため被写体が全体的に白っぽかったり、或いは黒っぽかったりする場合はオートではうまく明るさを決定できない場合があります。
その他、明暗差(明るいところと暗いところの差)が激しい場合等も、カメラが決定した明るさが撮影者の意図とずれてしまうことがあります。
つまり、「明るさをカメラ任せにすると、撮影者の意図とは違った明るさで撮影してしまう場合がある」ということです。
そこで使用するのが今回解説する『露出補正』です。
例としてDJI社製の機体の場合、画面上部の『EV』とある箇所の数値を調整することで、明るさを調節できます。
0がカメラが決定した元々の明るさで+にすればより明るく、-にすればより暗くなります。
実際の操作はPhantom4Proの場合、プロポを握った時に右手人差し指あたりにあるダイヤルを一度押し込むと「EV」の文字が白から青に変わります。これでダイヤルを左右に回すと、数値が変化し露出補正を使用できます。
※変わらない場合は「EV」が選択されるまで(青くなるまで)何回か押してください。
ちなみにダイヤルを3クリック分動かすことで、それぞれ±1.0の補正が働きます。(+0.3、+0.7、+1.0….という具合です)
明るさ(露出)の調整は「何段」と数えることもあり、+1/3段といった場合は+0.3の事を指します。つまり+2/3段は+0.7、+1段は+1.0となり、そして+1段の場合は「1段明るくする」とも表現します。
この「何段」という数え方はシャッター速度や絞り、ISO感度を用いて明るさを調節する際に用いられる言い方で、今回紹介した露出補正もそれらと同じように表現します。
マニュアルや優先設定でシャッター速度等を設定する際も、ダイヤルの1クリックが同じように1/3段ずつ対応しています。
このように、「EV値」をダイヤルで操作するだけで、画像の明るさ自体は簡単に変えることが出来ます。実際の流れとしては、前回の記事にあるヒストグラムを画面上に表示し、それを見ながら必要に応じて露出補正を使用するのがシンプルで扱いやすいです。
時にカメラは、撮影者の意図とは違った明るさを選んでしまうことがあります。そんな時に、この「露出補正」機能を知っているとカメラをより撮影者の意思に沿った形で運用することができます。
ドローンで空撮を行う際、多くの方はプロポに装着したモニターで写る範囲や明るさを確認すると思います。しかし実際に撮影したデータをパソコンに移してみると、何か撮った時と感じが違う、といったことはありませんでしょうか?
もちろんこれにはモニターの色合いや明るさ等がパソコンとプロポで違うということもありますが、そもそも適正な明るさで写真を撮れていない場合があります。
今回はそういった撮影時の失敗を減らすための便利な機能、ヒストグラムについて解説を行います。
この機能を使用すると、モニター上にヒストグラムというものが現れます。
これは「画面上の明るさの分布」を表しています。
グラフの横軸は明るさ(右に行くほど明るい)、縦軸は画面全体に占める割合となります。 つまり、右側に高い山がある場合、画面全体に対して明るい部分が多いということになります。また最も右側の部分は明るすぎて白く飛んでしまっている状態ですので、右端に山ができた場合は、白く飛んでいる部分があるということになります。
端的に言うと、「山が右側に寄っている程明るい画、左側に寄っている程暗い画」と言うことが出来ます。
ただしコントラスト(明暗差)の激しい被写体の場合は山が複数できて谷のようになる場合もあります。その場合も、各々の明るさ(横軸)に対して、そのレベルのデータどの程度あるのか(縦軸)を表しています。
野外で撮影する場合、天気等の環境でモニターの見え方は大きく変わってしまいます。そのため、ヒストグラムをみて明るさを確認することが失敗を無くす一つの手段になります。
DJI製の機体を使用する場合、カメラの設定から上画像の部分をオンにするとヒストグラムが表示されます。表示されたヒストグラムのウィンドウはドラッグすることで自由に位置を移動可能です。
マニュアル露出(カメラのMモード)や露出補正を使用する場合は、撮影者の操作が画像の明るさに関わってくる部分がより多くなりますので、ヒストグラムの使用は特に重要となります。