ドローンのレンズメンテ用品

当校の教習で使用するPhantom4Proは空撮用の機体であり、1型センサー搭載のカメラが機体下部にあります。

カメラを空気中にさらして飛行をする限り、レンズが汚れるリスクは常に隣り合わせです。というよりも、ある程度使用したドローンのレンズは殆どの場合、汚れています。これらの汚れは、特に逆光時の撮影の際に目立った写り方をする場合があり、カメラのレンズはできる限りキレイにしておきたいものです。

そこで当校では、写真のような機材を使用しています。
右は一般的なカメラ用のブロアーです。最初に風で取れるような塵、ごみをこれで飛ばします。いきなりレンズ面を何かで拭く作業に入ると、付着していたごみでレンズをひっかいてしまう可能性があるためです。この写真のブロアーにはブラシも付属していますね。

次に左側のクリーニングペーパーでレンズを拭きます。
こちらはカメラレンズをはじめスマートフォンの画面などにも対応しているもので、洗浄液で湿らせた紙が入っています。レンズ用のクリーニングペーパーというと、ペーパーと液体が別売りになっているのが一般的でしたが、最近はこのようにウエットティッシュ形式で、袋から出してすぐにそのまま使用できるものがあり、便利です。ちなみに写真にあるハクバ製の商品は1枚ずつ袋詰めされているので、数枚分をバッグの中に忍ばせておけば、ブロアーと合わせても場所をそんなにとりません。お値段もそこまで高いものではないので、1箱買っておくと何かと便利かと思います。
100枚入りで1000円しません。(Amazonリンク)

この手のクリーニングペーパーでレンズを拭く際は、レンズの中心から外側へ円を描くように拭くと良いです。この拭き方だと、汚れが残ったとしてもレンズ外側に残るので写りへの影響が少ないです。
また、ペーパーが少しでも汚れたと思ったら、すぐに新しいものに変えましょう。

飛行後のレンズの手入れも、機体の手入れや点検と同じく日課の一部としてしっかりと行っていきたいものです。

写真講座について

11月の産業用マルチローターオペレーター講習にて撮影。

ウェブサイトでも告知しておりますが、4/13に初心者向けの写真講座を行います。

この講座では、カメラ・写真初心者の方を対象に、今後写真を学んでいくうえで絶対に必要となる知識や、実際に撮影する上でポイントとなる注意点等をレクチャー致します。

講座の詳細についてはウェブサイトに記載されておりますので、そちらをご確認ください。リンク

参加者の皆様が写真を撮る際に、少しでもお役立ちできればと思っております。