教習コースの桜を撮影

本当はもう少し色々なパターンで撮影を試したかったのですが、
風が強かったので数カットで断念。

教習コースの桜が大分咲いてきたので、ドローンで撮影を行いました。
この日は風が強く、途中で飛行を中止しました。

ドローンが飛べなくなったので、コンデジに切り替えて撮影。

空中からの数カットだけでは寂しかったので、その後に手持ちのコンデジでも何枚か撮っておきました。

写真は被写体に大きく依存するものです。だからこそ、限られた時間でしか出会うことのできない被写体には、より一層の価値があるのではないでしょうか。

ドローンのリポバッテリー保管(温度について)

P4Pの充電ハブは60%までのストレージ充電機能がある。

ドローンが空を飛ぶためには当然電源が必要ですが、現在一般的に使用されているリポバッテリーは他種のバッテリーに比べエネルギー効率が良いというメリットがあります。より小さく、より大容量化が可能です。しかし物質的に不安定で取り扱いが難しいという側面も持ち合わせています。

機体を飛行させる際にはバッテリーの温度が安全運航上、重要な要素となってくるのですが、今回はリポバッテリーの保管についてお話できればと思います。

※以下の内容はDJI社のバッテリーを前提としています。

通常、バッテリーを保管する際は22~28度が適温と言われています。
(余談ですが、スタッフの飼っているペットのカエルもこの温度が適温です)
仮にこれより低い温度になると、バッテリーの自然放電が通常より早まります。自然放電によって、バッテリーを使用しなくても徐々にバッテリー残量が減っていきます。(リポの適温下での自然放電は1%/月程度。ただしインテリジェント機能がついているため、もう少し早いかもしれません)
バッテリーの残量が空になると、そのバッテリーは再起不能となってしまいます。

逆にこれより高い温度になると活性状態となり、過充電になってしまいます。結果として膨らみや、最悪の場合は発火等が起こります。またバッテリーの寿命を縮める原因にもなります。

しかし、1年を通してバッテリーの保管場所を22~28度の間に保つのは現実的には難しいのが普通だと思います。(沢山ペットを飼っていて室温管理等をしている方は別ですが)
そのため、室温がある程度適温から離れていたとしても、上記のようなトラブルを防ぐためにバッテリーの保管は60%を目安にすることとなっています。

60%の充電状態であれば、仮に室温が高くて活性状態になったとしても、100%を超えて過充電になる可能性は低いと言えます。
逆に室温が低くて通常よりも自然放電が早くなったとしても、60%の充電をしておけばある程度の期間は空にならずに済みます。

つまり、室温が適温である22~28度から外れても、ある程度はバッテリーが耐えられるように、バッテリーの保管容量は60%とされています。

ちなみに、充電が終わったらすぐに充電器から外しましょう。
DJI社の充電器は充電後は充電オフになりますが、INSPIRE1では充電器から外さずにいたところ、バッテリーが壊れた事例があるようです。

最後に、機体側だけでなく、送信機(プロポ)もリポバッテリーが使われていることを忘れずに。

SkyPixel空撮コンテスト2018

一眼レフカメラを用いた地面のタイリング画像。
ドローンで撮影したオルソ画像と理屈は近い。

先日、空撮SNSのSkyPixelで行われた2018年度空撮コンテストの結果が発表されました。

ドローンによる空撮は高解像度画像や合成画像と同じ「視覚の拡張」を撮影者にもたらす機材だと思っております。
空からの視点を撮影者が個人レベルで運用可能になったことは、単純に私達が使用可能な表現手法が増えたと言えます。

ドローンが世の中に出始めたころは、ドローン空撮というもの自体が真新しく、その「手法」だけでもてはやされるようなところがありました。
しかし技術というものは世の中に普及しその存在が当たり前のものになるにつれて、使い方を工夫しないと話題にならず、見向きもされなくなります。
近いうちに「ドローンで撮影した」という事実自体は何の意味も持たなくなるでしょう。(表現、という観点からすればそれが正しいのかもしれませんが)

今回の空撮コンテストの写真も、確かにドローンでないと撮影するのが難しいものばかりだと思います。しかしそれ以上に写真としての完成度の高さが伺えます。少なくとも私はそう感じました。
写真手法はダゲレオタイプからスマートフォンまで多岐にわたりますが、そのラインナップの中に、(特別なものではなく、使って当たり前のものとして認識されているという意味で)ドローンがようやく定着してきたようです。