ドローン全般
「ドローン」とは何ですか?
従来のラジコンヘリなどよりも自動化されたモノを指す事が多いです。
スマートフォンと同じように、GPSで自身の位置を特定したり、コンパスで向いている方向を検知したりできる機体が多いです。
また一般的にドローンと呼ばれるもののうち、重量などで航空法で定められているモノは、ラジコンヘリなどと共に「無人航空機」と呼びます。




どのような利活用がありますか?
メディア空撮や測量、点検、プログラミング教育、農薬散布の他、ドローンレースやショーなど様々な用途に利用されています。
今後も本格的な物流など、様々な可能性を秘めたツールです。



ドローンにはどのような種類がありますか?
機体の種別だと大きく「マルチローター」「ヘリコプター」「飛行機(固定翼機)」「パワードリフト機(VTOL機)」に分類できます。
それぞれに特性がありますが、当校ではマルチローターの講習を行います。
ROV(水中ドローン)とは違いますか?
当校で講習を行うドローンは航空法上「無人航空機」として扱われるものとなります。
一般的に水中ドローンと呼ばれるものとは違う種類となります。


ドローンの操作は難しいですか?
機種にもよりますが一般的な空撮機の場合、GPSや各種センサー、それらの情報をとりまとめるMCなどの能力により、特別高度なスティック操作をしなくても安定した飛行が可能です。
しかしながらそれらの機能、役割をしっかりと理解して正しい設定をしないと、機体が意図しない動きをしたり、緊急時に適切な処置を行えなくなってしまいます。

強風や降雨時にも飛行はできますか?
機体の性能や飛行申請の内容などによって異なります。
仮に機体の性能上、強風での飛行が可能であっても、飛行申請などで使用するマニュアルで風速が制限されている場合は、それを超える風速下での飛行はできません。
どれくらいの時間、連続して飛行が可能ですか?
機種によりますが、当校の講習で使用するPhantom4Pro(空撮機)の場合、カタログスペックで最大30分となります。
実際はバッテリー残量に余裕を持って飛行し20分ほどです。
暗い所や狭い所での飛行は可能ですか?
そういった状況を想定されて設計されている機種もありますが、一般的な空撮機の場合は暗所での飛行においてビジョンセンサー(障害物検知や低高度での位置保持)が使用できなくなる可能性が高く、飛行のリスクが高まります。
機体下部のビジョンセンサーを暗所でも有効にするため、LEDライトを搭載している機種もあります。
ダクト内の点検など狭い所を飛行することが想定されている機種は、機体全体を覆うゲージが搭載されていたり、GPSを受信できないのでそのような状況でも作業ができるようになっています。
なお野外で夜間に飛行する場合は飛行申請が必要です。

どれぐらいの金額でドローンを買えますか?
千差万別ですが、当校で卒業生様向けにご案内できる機種だと、おおよそ5万~30万くらいとなります。

ATTIモードとはなんですか?
ATTIモードとは”attitude(姿勢)”のみを保持し、機体の”位置”補正はOFFにしたモードです。
このモードでは、機体の位置を操縦手が保持する必要がありますが、安全運用にはなくてはならない技能です。
具体的には風で機体が流されるのを防いだり、移動した後に逆スティックを倒してブレーキをかけるなどの操作を行います。
実際の飛行ではGPSやVPSといった位置補正機能が全て使用できなくなると、強制的にATTIモードに切り替わったり、それと同等の状況となってしまいます。

ドローンを飛ばせると、すぐにキレイな写真や映像が撮影できますか?
残念ながら、ドローンを安全に飛ばせるだけでは、すぐにキレイな写真や映像を撮影することは難しいです。美しい空撮を実現するためには、「ドローンの操縦技能」と「撮影の技能」の両方を習得する必要があります。
ドローンを安定して飛行させる技術に加え、カメラの基本的な知識(露出や焦点距離、フレームレートなど)、映像編集ソフトやRAW現像ソフトの操作スキル、そして何よりも豊かな美的センスが求められます。
しかし、ご安心ください。当スクールでは卒業生の皆様向けに、ドローン空撮や通常カメラを使用する撮影に対応した撮影講座をご用意しております。この講座では、飛行アプリの設定や撮影機材の原理、RAW現像のノウハウなど丁寧に指導いたします。
卒業後も、撮影スキルを磨き、理想の写真・映像表現を追求できるよう、当スクールが全力でサポートします。



法律・ルール
自分の家の庭など、その土地を所有している人が許可をしていれば、自由にドローンを飛ばす事ができますか?
航空法など関係する法律に触れる場合は、地権者の許可があっても飛行する事はできません。
ドローンスクールでは、航空法をはじめとする関連ルールを正しく理解して、安全なドローンの運用ができる知識・技術を習得します。

ドローンに関連する法律にはどのようなものがありますか?
航空法・小型無人機等飛行禁止法・電波法など、色々な法律が関係しています。
予定している運用方法が、関連する全ての法律で違反していないか判断できるスキルが必要です。
ドローンを買ったらすぐに飛行できますか?
飛行前に機体登録を行い、リモートIDを搭載する必要があります。
手続きはウェブ上で行う事が可能です。
農薬散布に資格は必要ですか?
一等や二等の国家ライセンスではなく、物件投下や危険物輸送など必要な飛行申請を行う必要があります。
また機体メーカーの講習を受講後に、機体が購入可能となる場合も多いです。
機体重量100g未満の機体なら、どこでも飛ばして大丈夫ですか?
100g未満の機体であっても、航空法の一部は抵触するルールがあります。
また小型無人機等飛行禁止法は機体の重さに関係がありません。
どこでも飛ばせるというのは間違いです。

無線の免許は必要ですか?
使用する電波の周波数帯や出力、技適マークの有無などにより異なります。
当校で使用する機体や、販売を行っている機体の場合は無線の免許は必要ありません。

ドローンにも飲酒運転はありますか?
無人航空機のルールとして、アルコールや薬物の影響下で正常な飛行ができない恐れがある間には、飛行を行わないよう求められています。
公共の場所でこのような飛行を行った場合は、一年以下の懲役または30万円以下の罰金となります。
体にお酒が残っている状態での飛行はやめましょう。
無人航空機の飛行ルールや許可等の申請の方法等の詳細については、以下の国土交通省航空局HPをご参照下さい。
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html
無人航空機ヘルプデスク(国土交通省航空局)
03-5539-0352
受付時間:平日 9時から17時まで(土日・祝・年末年始(12月29日から1月3日)を除く)
国家ライセンス
ドローンの国家ライセンスにはどのようなものがありますか?
〈二等無人航空機操縦士〉
カテゴリーⅡB飛行(DID上空、夜間、目視外、人又は物件から30mの距離を取らない飛行であって、飛行させる無人航空機の最大離陸重量が25kg未満の場合)を行う際に、許可・承認を不要とすることができます。
〈一等無人航空機操縦士〉
二等資格の内容に加えて、カテゴリーⅢ(立入管理措置を講じない特定飛行)の申請の際に必要となります。
ただしどちらも資格の所持だけでなく、機体認証やマニュアル作成などの措置が必要となります。
またレベル3.5と呼ばれる飛行の際は、申請に一等か二等どちらかの所持が必要となります。
なお、どちらの資格も3年で更新が必要です。

ドローンを飛行させるのに資格は必要ですか?
カテゴリーⅢやレベル3.5といった一部の高リスクな飛行以外は、絶対に必要というわけではありません。
ただし飛行内容によっては、各種申請など必要な場合があります。


国家ライセンスは取得後に更新は必要ですか?
取得後、3年ごとに更新が必要です。
更新には更新講習や身体検査等を受講する必要があります。
更新講習は資格が失効する期限の9か月前から受講が可能です。
更新講習に修了審査はありません。
ライセンス取得のための試験はどのようなものがありますか?
資格取得のためには、「学科試験」「実技試験」「身体検査」の3つに合格する必要があります。
- 学科試験→全国の定められた会場にて、CBT(パソコンを使用した受験方式)で行います。日時は受講者が予約します。三択問題を規定数解答します。
- 実技試験→「ドローンスクールで講習後に受験」するか、「海事協会で一発試験」のどちらかで受験します。実際の飛行以外にも、点検や飛行計画についても採点を行います。
- 修了審査→一部の限定変更以外については、四輪車の運転免許証の提示で問題ありません。
国家ライセンスを取得できない場合はありますか?
以下の項目のいずれかに該当する場合には、技能証明試験に合格後であっても技能証明を拒否又は保留される可能性があります。
- てんかんや認知症等の無人航空機の飛行に支障を及ぼすおそれのある病気にかかっている者
- アルコールや大麻、覚せい剤等の中毒者
- 航空法等に違反する行為をした者
- 無人航空機の飛行に当たり非行又は重大な過失があった者
また16歳未満であったり、過去の重大な過失や違反等により、航空法の規定で技能証明を申請することができない場合があります。
国家ライセンスについては以下のページもご確認ください。
ドローンスクール
資格取得以外に、ドローンスクールに通うメリットはありますか?
ドローンを安全に運用するための知識や技術を習得するために、「短期間で効率的に」学ぶことができます。
正しい飛行や法規制に関する知識を習得することで、違法行為を避け、安全に飛行することができます。十分な知識や技術の無い状態での運用は、事故やトラブルに発展するリスクがより高まります。
資格が無くてもドローンを飛行させることはできますが、ドローンの飛行にはその形態により相応のリスクが伴います。知らずに法律に違反してしまったり、誤った操作で他人を負傷させたり、自機や他人の財産に損害を与えてしまうことも考えられます。
ドローンスクールでは、より安全にドローンを飛ばすための正しい知識と確かな技術を習得していただくことを目的としております。



料金はどれくらいですか?
当校ウェブサイトのカリキュラムページをご参照ください。
※資格取得に際して学科試験や身体検査、発行手数料などがドローンスクール受講料以外に別途発生致します。
静岡沼津ドローンスクールではどのような資格を取得できますか?
当校で取得できる国家ライセンスは「二等無人航空機操縦士(マルチローター)」の〈基本〉と〈夜間・目視外 限定変更〉になります。
(2025年2月現在)
〈基本〉の審査に合格後、限定変更として追加で〈夜間・目視外〉を受講することができます。
当校で講習と審査を受ける他、日本海事協会にて学科試験(CBT方式)と身体検査(web上で手続き可能)に合格する必要があります。(実技試験も含めて海事協会で一発試験を行う事も可能です)
無人航空機操縦士試験機関ヘルプデスク(日本海事協会)
050-6861-9700
受付時間:9:00~17:00(土日・祝日・年末年始を除く)
卒業後はどのようなサービス・得点がありますか?
卒業生様向けに以下の特典があります。
①機体販売
当校で機体をご購入された場合、有料で初回の機体起動を一緒に行ったり、簡単な操作の説明をさせていただくことが可能です。
②撮影講座の割引
卒業生割引き価格で、撮影講座を受講できます。
一般¥5,500(税込) → 卒業生¥1,100(税込)
③ドローンに強い行政書士を紹介
特定飛行と呼ばれるリスクの高い飛行を行う際に必要とされる飛行申請の際に、複雑な申請手続きをスムーズに進められます。
④ドローン保険
ドローンの運用において不可欠な各種保険(賠償責任保険・機体保険)を取り扱う代理店をご紹介します。
⑤卒業後サポート
卒業後もお問い合わせいただければ、できる限りサポートさせていただきます!
※卒業してから実際の導入までをスムーズに!


入校手続きにはどのような準備が必要ですか?
事前に当校にて行っている「無料説明会」へのご参加、及びDIPS2.0(航空局のドローンポータルサイト)にて、「技能証明申請者番号」の取得後に、当校ウェブサイト上にてお申込みをしていただく形となります。
お申込み後、当校受付にて必要書類の提出と視力検査を行います。

事情により無料説明会へ参加できません!
お問い合わせフォームより、その旨ご連絡ください。
個別でご案内させていただきます。
仕事ではなく趣味でドローンを飛行させる場合も、スクールに通った方が良いですか?
特にこれから始めようとされる方の場合は、ドローンスクールに通われることをおすすめ致します。
ドローン飛行には、航空法をはじめとする様々なルールが適用されます。これらを遵守しない場合、罰金や法的責任を問われる可能性があります。
またドローンは、操縦を誤ると重大な事故につながる可能性があります。スクールでは、安全飛行に必要な知識や操縦技術を基礎から学ぶことができます。
静岡沼津ドローンスクールで、安全面や法律などについてしっかりと習得していただき、ドローンを楽しんでもらえたら嬉しいです。
講習で使用する機体は何ですか?
DJI社製 Phantom4Proを使用します。持ち込みはできません。

シミュレーターは使いますか?
より実践的な内容で実地講習を行えるよう、当校では全て実機を用います。
シミュレーターは使用しません。

二等資格の「初学者コース」と「経験者コース」のどちらを選ぶべきですか?
経験者コースは受講前の段階で、ある程度の技能を持っている事が前提となります。
心配な場合は初学者コースの受講をお勧め致します。

講習日程はどのように決めますか?
「二等無人航空機操縦士 初学者 基本」については、おおよそ月に1度のペースで日程を指定して募集させていただいております。
その他の講習については、お申込み時にご希望を承り、その後に調整をさせていただきます。
※「二等無人航空機操縦士 初学者 基本」につきましても、別途追加料金にて個別で日程を調整させていただくことが可能です。
講習可能日は当校トップページにある、googleカレンダーよりご確認ください。
(オレンジ色の〇がついている日が、講習を承ることができるお日にちです。なお別途体育館の空き確認が必要となります)
ドローンを触ったことがないですが講習に参加しても大丈夫ですか?
当校の「二等無人航空機操縦士 基本 初学者向けコース」や「初心者ベーシックコース」には、ドローンに触ったことのない未経験者の方もたくさん参加されておりますので、ご安心ください。
また卒業後もドローンについて分からない事や困った事があれば、メール等でお気軽にお問い合わせください。スタッフができる限りサポートさせていただきます。



講習で使用するスティックモードは1と2のどちらですか?
スティックモードはご希望に合わせて、どちらでも講習できますので問題ございません。
ライセンス取得までにどれくらいの期間がかかりますか?
資格はいらないけれどもドローンの事が学びたい!
当校オリジナルの「初心者向け ベーシックコース」は、無人航空機の安全な運用に必要な技能を習得することを目的とした学科1日(対面)・実地1日の講習です。
国家ライセンス取得の際に必要な書類の提出や、技能証明申請者番号の取得などの手続きは原則必要ありません。
また、当コースでは学科講習の教材として国交省の教則を利用しますので、受講後に国家ライセンス取得へのステップアップも行いやすいです。
機体の販売はしていますか?
静岡沼津ドローンスクールでは、卒業生様向けに機体の販売を行っています。
DJI製のコンシューマー機(一部除く)であれば対応可能です。
卒業後は機体購入についてのご相談も、卒業生様から多くいただいております。
もちろん相談だけでもOKです。
また有料にはなりますが、機体の初期設定(アクティベーション)や、簡単な操作手順などを当校にてレクチャーさせていただくこともできます。

インストラクターはどのような人ですか?
当校でインストラクターとして現場に入るのは、全て「一等修了審査員(一等・二等国家ライセンスの修了審査ができる者)」なのでご安心ください。
修了審査の内容や、ドローンの安全運航に熟知した者が講師を務めさせていただきます。

講習に年齢制限はありますか?
満16歳~74歳の方が、受講可能です。
年齢制限以外で、講習ができない事はありますか?
いかなる理由があっても、安全な講習が難しいと当校が判断した場合は講習ができない、あるいは途中で中止する場合があります。
ご不安な方は、一度ご相談ください。
また航空法に基づき、技能証明の申請をすることのできない方、拒否または保留の対象となる可能性のある方も同様に講習ができない、あるいは途中で中止する場合があります。