現在、「ドローン」という言葉は広く知られ、多くの方がプロペラを回転させて空を飛ぶ機体を想像されるでしょう。
機体によっては、センサーやGPSなどによる高度な制御により、誰でも手軽に扱える点が大きな魅力です。
しかし、安全に運用するためには、航空法をはじめとする様々な法律やルールを遵守し、適切な使用方法で扱う必要があります。
ドローンの歴史と進化
「ドローン」という単語は雄バチを意味します。
対空射撃の練習用に作られた「クイーン・ビー（英）」や、爆薬を搭載した「ケタリング・バグ（米）」など、有人機を特別な用途のために改造したこれらの機体を、ドローンの起源だとするのが一般的です。
その後も、慣性誘導や衛星測位などを利用した無人飛翔体の研究は続けられ、現在は様々な分野で活用されています。
現在ドローンと呼ばれるものの多くは、日本国内では「無人航空機」と規定され、様々なルールの下に利活用が進められています。
静岡沼津ドローンスクールでは航空法における「無人航空機」（構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができる離陸重量100ｇ以上の機体）の運用を前提とした講習を行います。
ドローンの活用例｜産業・ホビー・防災など幅広い用途
ドローンは、産業、ホビー、防災など、多岐にわたる分野での利活用がすすめられており、すでに多くの分野でも実際に活用されています。
産業分野:
- 輸送・中継: 医薬品や緊急物資の配送、災害時の通信中継など
- 農薬散布・生育調査: 広大な農地での効率的な農薬散布、作物の生育状況の把握
- 測量・点検: 橋梁、太陽光パネル、風力発電などのインフラ点検、建築現場の測量
- 警備・監視: 施設の警備、野生動物の監視
- 空撮・映像制作: 映画、CM、観光PRなどの空撮、イベントの撮影
- 防災: 災害時の状況把握、遭難者の捜索、危険区域での作業
ホビー分野:
- レース
- 空撮
教育分野:
- プログラミング学習
静岡沼津ドローンスクールでは、卒業後に撮影講座に参加することで写真や動画に関する知識を強めることもできます。
ドローンを飛ばすための法律とルール｜安全運用の基礎
ドローンを運用する際には、安全確保など様々な目的で、
- 航空法
- 小型無人機等飛行禁止法
- 道路交通法
- 個人情報保護法
- 電波法
- 民法
- 産廃法
などたくさんの法律が関わってきます。
これらを無視して飛ばすと、法律により罰金や懲役刑などが与えられます。
静岡沼津ドローンスクールは、60年近く公認の自動車学校として陸の法律を教えてきました。
法律を守る事の大切さは、陸も空も同じです。
自信をもって、これらの法律の要点をわかりやすく解説していき、事故を防ぐように訴えていきます。
国家ライセンスとは｜取得方法と特典
2022年12月の法改正により、国家ライセンス制度が開始されました。
一等ライセンスはカテゴリーⅢの飛行（今まで行えなかった、人が沢山いる街中における第三者上空の飛行など）に必要となり、二等ライセンスは現在の許可承認方式（特定の飛行に必要な手続き）の簡略化が可能です。
資格取得には指定試験機関にて学科試験、実地試験、身体検査を行う方法と、
当校のような「登録講習機関」にて講習及び修了審査合格後、指定試験期間にて学科試験と身体検査を行う形になります。
※学科試験はパソコンを使用するCBT方式です。
一等ライセンス（一等無人航空機操縦士）
一等無人航空機操縦士の技能証明を受けた者が第一種機体認証を受けた無人航空機を飛行させる場合であって、飛行の形態に応じたリスク評価結果に基づく飛行マニュアルの作成を含め、運航の管理が適切に行われていることを確認して許可・承認を受けた場合に限り、カテゴリーⅢ（立入管理措置を伴わない特定飛行）が行えます。
- 効力: 対象の特定飛行について、カテゴリーⅢ飛行（立入管理措置を講じない飛行）が可能
- 対象となる飛行: DID（人口集中地区）、夜間、目視外、第三者やその物件から30m以内での飛行
- 取得方法:
- 指定試験機関で学科試験、実地試験、身体検査に合格
- 登録講習機関（当スクールなど）で講習と修了審査に合格後、指定試験機関で学科試験と身体検査に合格
- 飛行条件: 第一種機体認証を受けた機体を使用し、リスク評価に基づいた飛行マニュアルを作成し、許可・承認を得る必要あり
二等ライセンス（二等無人航空機操縦士）
特定飛行のうちDID上空、夜間、目視外、人又は物件から30mの距離を取らない飛行であって、飛行させる無人航空機の最大離陸重量が25kg未満の場合については、立入管理措置を講じた上で、無人航空機操縦士の技能証明を受けた者が機体認証を受けた無人航空機を飛行させる場合、飛行マニュアルの作成等無人航空機の飛行の安全を確保するために必要な措置を講じることにより、許可・承認を不要とすることができます。
- 効力: 対象の特定飛行における許可・承認手続きが簡略化
- 対象となる飛行: DID（人口集中地区）、夜間、目視外、第三者やその物件から30m以内での飛行（最大離陸重量25kg未満の機体）
- 飛行条件: 機体認証を受けた機体を使用し、立入管理措置を講じ、飛行マニュアルを作成するなど、安全確保に必要な措置を講じることで、許可・承認が不要になる場合あり
- 取得方法:
- 指定試験機関で学科試験、実地試験、身体検査に合格
- 登録講習機関（当スクールなど）で講習と修了審査に合格後、指定試験機関で学科試験と身体検査に合格
なぜスクールで学ぶべきなのか？｜安全な飛行のために
ドローンは空を飛ぶものであり、墜落すると大変な事故につながる可能性があります。
たとえ、独学で法律の条文を理解しても、それ以外の操縦する技術や、操縦以前の安全確保等を知らないまま飛ばすと大変危険となります。
そこで、スクールで正しい知識と、その運用方法をお伝えする事になります。
静岡沼津ドローンスクールは、2018年5月よりJUIDA認定スクールを開講。その後2019年3月より国交省技能認証を取得し、現在まで250名以上のドローンオペレーターを輩出しました。
国家ライセンス制度における講習においても、卒業後に安全なドローン運用が行える事を第一に、講習を行います。
静岡沼津ドローンスクールの特徴と実績
2018年からJUIDAやDJICAMPといった民間資格講習を開始しました。
その他、トイドローンを使用したプログラミング教室や出張講習も数多く開講しています。
現在は国交省の登録講習機関として、主に国家ライセンス取得に向けた講習を実施しております。
また卒業生様向けに機体販売や撮影講座の他、ドローンに関連する保険や行政書士の紹介も行っています。
こんなお客様が卒業しました｜業種・用途・目的の具体例
- 建設業のお客様:
- 業種：建設業
- 用途：高所点検、現場進捗管理
- 目的：「高所作業の安全性向上と効率化」「顧客への進捗報告の質向上」
- 広告制作関係のお客様:
- 業種：デザイナー
- 用途：デザイン用画像の撮影
- 目的：「撮影コストの削減」
- 測量会社のお客様:
- 業種：測量会社
- 用途：測量業務、3Dモデル作成
- 目的：「業務効率化とコスト削減」「より詳細なデータ提供」
- 個人のお客様:
- 業種：個人
- 用途：趣味の空撮、地域イベント記録
- 目的：「思い出を美しい映像で残したい」「YouTubeに動画をアップしたい」
- その他のお客様:
- 業種：カメラマン・フォトグラファー
- 用途：各種撮影
- 目的：「撮影の幅を広げる」
- 業種：イベント会場や施設運営
- 用途：施設の点検、イベントの記録
- 目的：「点検作業の効率化と安全性の向上」
