静岡沼津ドローンスクールでは卒業生向けサービスの一つとして、機体販売を行っています。
ドローンには各種消耗品やサプライパーツ等がセットになった商品もあり、特に初めてご購入される方には私もこういったセット販売をおすすめすることが多いです。
だいたいの場合、こういったセット販売は内容物を単体で揃えるよりもお得です。
良くあるパターンとして、必要最低限の商品だけを選んで単体で買うよりも、結局はセットの方が安いというケースが挙げられます。
場合にもよりますが、セット販売を買うのが良いというケースが非常に多いです。
そこで今回の記事では敢えて、最初にドローンを買う時、「特に」一緒に買うと良いものを紹介することにしました。
セット販売で同梱されていても、どうして必要なのか分からない方もいると思うので、今回の記事が参考になれば嬉しいです。
機体本体と一緒にあると良いモノ
ランディングパッド
ランディングパッドは機体の保護や、離着陸地点を示すために必要です。
機体プロペラの吹きおろしによって砂塵が舞う事を防いだり、地面の小さな凹凸による機体の損傷リスク(主にカメラ・ジンバル部)を軽減します。
また離着陸地点が明確になることで事故のリスクを低減させる事にもつながります。
金属製の枠に布が貼ってあるタイプと、板状の折り畳みタイプがあります。
大きさは直径1mほどが一般的ですが、無人航空機の国家ライセンス講習の際には直径2mの大きいものが使われることが多いです。

布タイプの場合、地面に石や草などがあるとその部分が膨らみ、離着陸不良や機体損傷につながる可能性があるので、そういった点は設置の際に注意してください。
また風によってランディングパッドが飛ばされる可能性があるので、ペグが付属している商品の場合はそういった対策もすると良いかと思います。
風速計
風速計は測定場所での瞬間的な風速を測定するものです。
現在の地上風速が数字で明確に分かるので、飛行可否の判断材料や、その根拠として記録を取る際にも有効です。

注意点として、地上と上空では風速や風向きが違う可能性があることを念頭に入れてください。
一般的に上空の方が風が強いと言われます。
飛行マニュアルや機体の耐風性能、飛行計画などを鑑みて、安全に飛行できる風速か否かを判断しましょう。
予備バッテリー
使い方に応じて、必要な数の予備バッテリーを用意しましょう。
バッテリーは使用していると次第に劣化してきます。
ある程度劣化すると膨張したり、電圧が上がらなくなったりして危険なので、そのような状態のバッテリーについては使用を控えましょう。
飛行前の点検では、バッテリーの充電量以外に電圧も確認します。

そのためバッテリーは定期的に買い替える必要があります。
例外はあれど、基本的には一度に沢山購入するよりも、必要数を常に維持して買い替えていく方が得策です。
またバッテリーの保管には、専用の保管バッグがおススメです。万が一の発熱や発火時に、周囲に点火する可能性を減らせます。


バッグ・ケース
機体とプロポの単体購入だと、機材の保管や持ち運びのために必要なバッグ・ケース類が付属していないことが多いです。
リュックやショルダー、ハードタイプ等、色々なものがありますので用途や目的に応じて選べると良いです。
また余談ですが、普段の保管には防湿庫があるとより良いです。
機材を湿気から守ってくれます。


車で移動できる場合はハードの方が良いかも
プロペラガード
プロペラ周囲に取り付けることで、万が一の衝突時に相手方へ与える損害を軽減します。
衝突リスクをできる限り下げる運用計画が大事ですが、より安全性を向上させるために事故発生時の損害を軽減する目的でプロペラガードを着用します。
申請の際に必要になる場合がある他、機体の視認性が向上するメリットもあります。

充電器
現行のDJI機は専用の充電器が機体に付属していないものが多いです。
内容物を確認して、必要であれば購入しましょう。
65Wや100Wの充電器を使用することで、カタログスペックに近い時間でスムーズに充電ができます。
カメラ関係
microSD
最近の機体は内臓HDDやSSDが搭載されている機体も多いですが、取り外しができる外部記録メディアとしてmicroSDの使用をおススメします。
ある程度撮影を行ったらmicroSDを新しいものに取り換える事で、墜落や機体ロストによるデータ消失のリスクが軽減されます。なので複数枚あるのが理想です。
一日中同じmicroSD(あるいは内臓メディア)で撮影していて、もし終盤に機体をロストしてしまったら、その日1日全ての撮影データを失ってしまいます。
メディアには最低限保障されている書き込み速度があります。カメラの性能に合わせて選びましょう。
書き込み速度が間に合わないと、途中で録画が中断されたり、正しく保存されない事があります。
よくわからない場合はメーカー推奨のmicroSDを買えば安心です。


レンズクリーニングキット
どうしてもレンズは汚れてしまいます。
汚れが酷いと写りに影響する可能性もありますので、レンズクリーニングキットも揃えておくと安心です。
汚れを吹き飛ばすための「ブロワー」以外に、「クリーニング液」と「クリーニングペーパー」がベーシックな内容です。他にペン型のものやセーム革等があります。
すでに液がしみ込んでいる状態で取り出せるウェットタイプのペーパーは、ドローンと一緒に外に持ち出しやすいのでお勧めです。
さらに右写真のような個別包装のものであればバッグ内で場所もとりません。


いきなり汚れを拭き取ろうとするとレンズを傷つける危険があるので、最初にブロワーでゴミを吹き飛ばしてから拭くと安心です。
またペーパーでレンズを拭く際は、レンズ中央からグルグルと渦を巻くように外側へ拭いていくと、拭き残しあってもレンズの外側に集まるので写りに影響しにくいです。
NDフィルター
動画撮影に凝ってくると欲しくなります。
本格的に撮影を行おうとすると、ほぼほぼ必須です。
逆に写真(静止画)の場合は必要になる状況は限られます。(特にドローンの場合は通常ほとんど使用しません)
レンズ全面にサングラスのようにフィルターをかぶせることで露出を調整するためのもので、写りにはほとんど影響しないように作られています。



その他
サングラス
サングラスは目を守るために重要です。
私は眼鏡をかけているので、眼鏡の上から二重でかけられる登山用のものを使用しています。
空は意外と明るいため、長時間見続けているのは目にダメージを与えてしまう可能性があります。
各種保険・保障サービス
保険については賠償責任保険や機体に関する保険がありますが、第三者に損害を与えてしまった場合の賠償責任保険は加入することを強くお勧めします。
DJI機であれば購入後、1年の賠償責任保険が使えますので、飛行前に加入手続きを忘れないようにしましょう。
機体の破損等に対応する機体保険やメーカーの保証サービスにつきましては、料金や補償内容、機体紛失時の補償の有無等を鑑みて検討しましょう。
※墜落やロストした機体が回収できずに現物が手元にない場合、内容によっては保証が受けられない場合があるので要確認。
静岡沼津ドローンスクールは卒業後も安心サポート
静岡沼津ドローンスクールでは卒業生向けに機体販売や各種保険のご案内も行っています。
購入の際はスタッフに何度も相談してから、購入するかどうかを決めることも可能です。
はじめての導入の際には、スタッフにぜひご相談ください!
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