先日講習中に、100%充電済みのバッテリーを機体に接続、飛行前にバッテリーチェックを行ったところ、次の画像のような状態を確認しました。
※画像は講習後に当校でスクショしたものです。
容量100%とありますが、電圧値がおかしいです。
バッテリー情報を確認すると、満充電であるにも関わらず電圧は公称電圧を下回っています。(P4バッテリの公称電圧は1セルあたり3.8V、4セルで計15.2V)
表示が黄色くなっているので、電圧が低いことが一目でもわかりますね。
ちなみにこの状態でモーターを回したら、セルの表示が黄色から赤くなるまで電圧が降下しました。
正常なバッテリーであれば、
ほぼ満充電で、これくらいの電圧値です。
これが正常な状態です。各セルの電圧は4.26Vあります。表示も緑色です。
ちなみに今回この症状が発生したバッテリーは当校の所有するモノの中でも古いものでした。
長期間使用してきたにも関わらず膨張もなかったので通常通り使用しておりましたが、先日行われた講習の、飛行前バッテリーチェックでこの症状を確認しました。
改めて、飛行前確認の大切さを感じました。
満充電のバッテリーであっても、飛行前には温度や電圧の確認は絶対に必要です。正しい方法で、正しい判断を行う事が、事故を未然に防ぐ大事な運用法です。
静岡沼津ドローンスクールでは、ドローンの安全な使い方を身に付けていただくことを第一に講習を行っております。
特にドローンをこれから使い始める方は、当校で安全な使い方を身に付けてから運用していただけると嬉しいです。
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※2021.8.24追記
DJIサポートに「バッテリーの寿命による症状でしょうか」と問合せしたところ、返答をいただきました。
バッテリーキャリブレーションを行っても解消しない場合は寿命が原因の症状と思われるため、修理か新規購入となるそうです。
なお有償修理の場合は新規購入とほとんど金額は変わらないので、その場合は新規購入がおススメとのことでした。