今回はジンバル設定について解説致します。
※当校の教習機であるPhantom4Proを例とします。
機体自体を動かして映像を撮る他にも、ジンバル自体を稼働させることによって映像に動きをつけることができます。Phantom4では主にジンバルのピッチ角を動かすことで、画面をチルトすることが可能です。
しかし初期設定のままだとジンバルの動きが早く、また動きもカクつきがちです。
そのためジンバルの設定を上手く設定する必要があります。
以下がPhantom4Proの場合の、ジンバル詳細設定各項目の解説になります。
【ジンバルピッチ速度】
ジンバルが、入力に対してどれくらいの速度で動くか。
【ジンバルピッチを30度まで上げられます】
オンにすると、ジンバルをプラス30度(上向き)までチルト可能になる。
【ジンバルピッチの柔らかさ】
ジンバルを操作した際の、動き始めと終わりの挙動を調節できる。
【ジンバルヨー・シンクロ・フォロー】
オンの状態では、ヨーイング(ラダー操作)をした際にジンバルが左右に動き、急な動きを抑制する。
以上の項目を設定を、最大3つまで設定として保存することができます。風景などを撮影する際にゆっくりとチルトアップ・ダウンする場合は、ジンバルピッチ速度を下げ、ジンバルピッチの柔らかさを上げる(ジンバルの挙動が柔らかくなる)と、自然な動きをしやすいです。
いろいろ試して、お気に入りの設定をさがしてみてください。
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