バイク走行をPhantom4Proで空撮

本日は少し早めに当校し、当校指導員の運転する普通自動二輪車をドローンで空撮しました。
当校の母体は60年以上続く公認自動車学校なので、指導員の人にお願いして撮影させていただきました。

撮影機材はPhantom4Proのみです。
時々、機体の影が見えるカットがあるので、よろしければ探してみてください。

並走しての撮影はインテリジェントフライトモードの中にあるコースロックが便利です。
コースロックを使用することで、並走しながら被写体を追い越したりする際に、ラダーをかけて機首(カメラ)の向きを動かしてもエレベーターとエルロン(前後進と左右移動)の操作が変わらないので難易度が下がります。

当校の実習ではインテリジェントフライトモードも使用します

インテリジェントフライトモードには他にも撮影に使える機能があるので、状況に応じて適切なモードを使用できると、操縦手の負担や撮影にかかる時間を減らせます。

静岡沼津ドローンスクールのスタッフが撮影した映像は、東部自動車学校YouTubeチャンネルにもアップロードされていますので、よろしければ是非一度ご覧になってください。
チャンネルはコチラから
HappyTobbys!東部自動車学校

リポバッテリーが100%充電しているのに、電圧が低い症状が発生しました。

静岡沼津ドローンスクール ロゴ JUIDA認定 ドローン資格

先日講習中に、100%充電済みのバッテリーを機体に接続、飛行前にバッテリーチェックを行ったところ、次の画像のような状態を確認しました。
※画像は講習後に当校でスクショしたものです。

容量100%とありますが、電圧値がおかしいです。

バッテリー情報を確認すると、満充電であるにも関わらず電圧は公称電圧を下回っています。(P4バッテリの公称電圧は1セルあたり3.8V、4セルで計15.2V)
表示が黄色くなっているので、電圧が低いことが一目でもわかりますね。
ちなみにこの状態でモーターを回したら、セルの表示が黄色から赤くなるまで電圧が降下しました。

正常なバッテリーであれば、

ほぼ満充電で、これくらいの電圧値です。

これが正常な状態です。各セルの電圧は4.26Vあります。表示も緑色です。

ちなみに今回この症状が発生したバッテリーは当校の所有するモノの中でも古いものでした。
長期間使用してきたにも関わらず膨張もなかったので通常通り使用しておりましたが、先日行われた講習の、飛行前バッテリーチェックでこの症状を確認しました。

改めて、飛行前確認の大切さを感じました。
満充電のバッテリーであっても、飛行前には温度や電圧の確認は絶対に必要です。正しい方法で、正しい判断を行う事が、事故を未然に防ぐ大事な運用法です。

静岡沼津ドローンスクールでは、ドローンの安全な使い方を身に付けていただくことを第一に講習を行っております。
特にドローンをこれから使い始める方は、当校で安全な使い方を身に付けてから運用していただけると嬉しいです。

無料説明会も行っておりますので、お気軽にお申込みください。

※2021.8.24追記
DJIサポートに「バッテリーの寿命による症状でしょうか」と問合せしたところ、返答をいただきました。
バッテリーキャリブレーションを行っても解消しない場合は寿命が原因の症状と思われるため、修理か新規購入となるそうです。
なお有償修理の場合は新規購入とほとんど金額は変わらないので、その場合は新規購入がおススメとのことでした。


動画撮影のコツその2 ~ジンバルの設定を調整しよう~

静岡沼津ドローンスクール ロゴ JUIDA認定 ドローン資格
画面はPhantom4Proのジンバル詳細設定画面。

今回はジンバル設定について解説致します。
※当校の教習機であるPhantom4Proを例とします。

機体自体を動かして映像を撮る他にも、ジンバル自体を稼働させることによって映像に動きをつけることができます。Phantom4では主にジンバルのピッチ角を動かすことで、画面をチルトすることが可能です。

しかし初期設定のままだとジンバルの動きが早く、また動きもカクつきがちです。
そのためジンバルの設定を上手く設定する必要があります。
以下がPhantom4Proの場合の、ジンバル詳細設定各項目の解説になります。

【ジンバルピッチ速度】
ジンバルが、入力に対してどれくらいの速度で動くか。

【ジンバルピッチを30度まで上げられます】
オンにすると、ジンバルをプラス30度(上向き)までチルト可能になる。

【ジンバルピッチの柔らかさ】
ジンバルを操作した際の、動き始めと終わりの挙動を調節できる。

【ジンバルヨー・シンクロ・フォロー】
オンの状態では、ヨーイング(ラダー操作)をした際にジンバルが左右に動き、急な動きを抑制する。

以上の項目を設定を、最大3つまで設定として保存することができます。風景などを撮影する際にゆっくりとチルトアップ・ダウンする場合は、ジンバルピッチ速度を下げ、ジンバルピッチの柔らかさを上げる(ジンバルの挙動が柔らかくなる)と、自然な動きをしやすいです。

いろいろ試して、お気に入りの設定をさがしてみてください。

静岡沼津ドローンスクールのウェブサイトでは、他にもドローンに関する法律や技術、資格についての解説がたくさんありますので、ぜひご覧ください。