ROVで撮影した魚の群れ

昨年11月に獅子浜の浅瀬に水中ドローンを潜航させた際には、濁度も低くソラスズメダイやフグの群れを観察することができました。

ソラスズメダイはダイビング等で潜ると一番最初に目に入る小さくてキレイな小魚です。
スタッフも初めてスキューバをした時、一番最初にこの魚の群れを見て「すげぇ!たくさんいる!」と感じたのを覚えています。

次回はもう少し深場まで、できればレジャーダイビングで潜れない40m以深まで行けたら楽しそうです。

水中ドローン(ROV)を使うときに知っておくと良いこと

久々のYouTube投稿でした。

久々にYouTubeへ投稿した動画の内容が【水中ドローンを使うときに知っておくと良いこと】だったので、ブログでも取り上げようと思いました。

空飛ぶドローン(UAV)と違って墜落の心配が無い分、簡単に扱えそうな感じがしますが、水中ドローンにも気を付けなければいけない事は色々あります。

ケーブルが絡まるリスク
水中では一部の周波数帯を除いて電波が届きません。
そのため操作や映像伝送等の通信は有線で行います。そのケーブルが水中で何かに引っかかったりすると、機体を回収することができなくなってしまう可能性もあります。
さらに船上からの操作では、船のスクリューなどに絡まってしまうと大変です。

潮の流れや周囲の障害物を考慮するのはもちろんですが、今回の動画では「ケーブル係」の紹介をしています。

機体1機に対して最低2名
機体操作を行う以外に、機体とプロポを繋ぐケーブルを管理する人が必要になります。
機体がこちらへ戻ってくる時、ケーブルを巻き取りながら戻らないとたゆんだケーブルが機体や障害物に引っかかるリスクが高くなります。操縦手と連携しながら、ケーブルがたゆまないように管理する大事な役割です。
※ちなみに、機体がこちらに戻ってきているのにケーブルがどんどん引っ張られる場合、どこかでケーブルがひっかかっている可能性が高いです。一度コースを戻りながら対応しましょう。

当校では水中ドローンの運用、販売も行っております。
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水中ドローンで海中探検!

ROV(水中ドローン)で沼津市獅子浜の海を撮影してきました。
魚の群れをすぐに発見、映像に収める事ができました。

今回の使用機もCHASING M2で、岩場から操作を行いました。
足元に注意しつつ機体を海中に沈めて、録画を開始します。

なお今回の動画ではオープニングのシーンにMavic2ZoomとOZMO Pocketも使いました。

M2を使用しての動画撮影ですが、ホワイトバランスがオートだとかなり暴れるので、WBロックをかけるか、マニュアルで固定した方が良いです。
素人目にも明らかに「画面の色が突然変わった」とわかるレベルです。

ホワイトバランスについての解説は、コチラの記事を参照してみてください。
当校ブログ記事『ホワイトバランスの設定について。』

機体の動作はある程度の波があっても素直に動きます。
水平も良く保持してくれています。
今回の撮影では安全のため、定期的に浮上して目視で機体の位置を確認しました。
空中のドローンと違い、基本的に目視外での操作となります。
※海面まで浮上すると上部のスラスターが海面上に出てしまい、機動性が大きく低下します。

カメラについてはGoProマウントが搭載されていますので、そちらで撮影することも可能です。

今回の撮影では、機体を潜航させてすぐに魚の群れを発見することができました。
気軽に水中探検を行える、これも水中ドローンの魅力の一つだと思います。