Mavic2Zoomによるタイリング撮影

46枚の画像をオーバーラップ率40%で撮影。合成後の総画素数は3億画素ほど。

Mavic2Zoomを用いたタイリング撮影を試験的に行いました。
飛行はGSPro、合成はLightroomで行いました。
ズーム端の48mmで撮影することにより、Phantom4Proを使用した場合に比べて同高度でもカット数が稼げ、結果的により画像解像度の高いデータを合成することが可能になります。
追記※センサー解像度が異なるため、要検証。※

今回の撮影高度(30m)では背の高いモノは側面が見えてしまうことがありましたので、こちらは必要に応じて個別で修正していく必要がありそうです。

通常、 画素数の多い画像はソフト上での拡大を伴う使用を前提にした場合や、大きく引き伸ばす際に解像度を維持したい場合等に有効です。

SkyPixel空撮コンテスト2018

一眼レフカメラを用いた地面のタイリング画像。
ドローンで撮影したオルソ画像と理屈は近い。

先日、空撮SNSのSkyPixelで行われた2018年度空撮コンテストの結果が発表されました。

ドローンによる空撮は高解像度画像や合成画像と同じ「視覚の拡張」を撮影者にもたらす機材だと思っております。
空からの視点を撮影者が個人レベルで運用可能になったことは、単純に私達が使用可能な表現手法が増えたと言えます。

ドローンが世の中に出始めたころは、ドローン空撮というもの自体が真新しく、その「手法」だけでもてはやされるようなところがありました。
しかし技術というものは世の中に普及しその存在が当たり前のものになるにつれて、使い方を工夫しないと話題にならず、見向きもされなくなります。
近いうちに「ドローンで撮影した」という事実自体は何の意味も持たなくなるでしょう。(表現、という観点からすればそれが正しいのかもしれませんが)

今回の空撮コンテストの写真も、確かにドローンでないと撮影するのが難しいものばかりだと思います。しかしそれ以上に写真としての完成度の高さが伺えます。少なくとも私はそう感じました。
写真手法はダゲレオタイプからスマートフォンまで多岐にわたりますが、そのラインナップの中に、(特別なものではなく、使って当たり前のものとして認識されているという意味で)ドローンがようやく定着してきたようです。