スマホ用ジンバルの新型 DJI OM5をざっくり紹介します

画像引用:DJIウェブサイト

「HiFive」のキャッチコピーで告知のあった9/8発表の新製品は、スマホ用ジンバルOM4の後継であるOM5である事が、公表されました。

OM4と同じく磁気クランプを使用したことで、スマートフォンの素早い脱着が可能です。
OM4からですが、モーターが強力であるため、使用前のバランス調整は不要です。そのため素早く撮影を開始できます。

また今回このOM5の大きな特徴が延長ロッドが内蔵されていることがあげられます。

画像引用:DJIストア

延長ロッドは215mmの長さで、スムーズな伸縮が可能だそうです。
ロッドが内蔵されていても、OM4に比べて小型化されているため携帯性は向上しました。
尚バッテリー容量は少なくなっているため、稼働時間に関してはOM4の方が長いです。

アクティブトラック(被写体を自動追尾する機能)も新しい4.0が導入されております。従来に比べて精度向上の他、セルフィー用の自動フェイストラッキング機能というものが搭載されているとのことです。

カラーはアテネグレーサンセットホワイトの2色。

画像引用:DJIストア

オプションではLEDライトを搭載したクランプが登場しました。

画像引用:DJIウェブサイト

セルフィー時に被写体を照らすことができ、また色温度の調節も可能となっているため様々な光源下でライティングを行う事が可能です。

以下、OM5の関連リンクになります
DJIウェブサイトOM5ページ
DJIストアOM5ページ
デジカメwatchOM5記事

DJI OM4 発売

画像出典:DJIウェブサイト

DJIからOSMOシリーズの新作、OM4が発売されました。
スマートフォン側にマグネットを装着しておくことで、撮影シーンでは素早く脱着が可能になりました。

スピンショットやハイパーラプス等の魅力的な撮影モードも装備しています。
駆動時間は理想的な環境で使用した場合約15時間、充電は2.5時間とのことです。
オペレーションはDJI Mimoを使用します。

スマートフォンの撮影性能が向上している現代では、ライフログとしての動画撮影にはスマートフォン+ジンバルという組み合わせが最適解なのかもしれません。
スマホ+カメラよりも、常に持ち歩いているスマホで撮影を統一、追加としてOSMOのようなジンバルを使うか否か、状況に応じて選択する方が効率的です。
また専用のアプリケーションをインストールしたスマートフォンを使用することで、撮影→編集→アップロードの工程を容易に素早く行う事が可能です。

8/27現在、DJIストアでの販売価格は16500円と表記されています。
また公式サイトでは動画を含めた紹介やスペック詳細が公開されておりますので、気になった方はチェックしてみてください。

当スタッフブログでは他にもDJI製品やドローン空撮等に関係する記事を掲載しております。また静岡沼津ドローンスクールウェブサイトでもドローン関係の様々なトピックをご用意しております。
ぜひ閲覧いただければと思います。

動画撮影のコツその2 ~ジンバルの設定を調整しよう~

静岡沼津ドローンスクール ロゴ JUIDA認定 ドローン資格
画面はPhantom4Proのジンバル詳細設定画面。

今回はジンバル設定について解説致します。
※当校の教習機であるPhantom4Proを例とします。

機体自体を動かして映像を撮る他にも、ジンバル自体を稼働させることによって映像に動きをつけることができます。Phantom4では主にジンバルのピッチ角を動かすことで、画面をチルトすることが可能です。

しかし初期設定のままだとジンバルの動きが早く、また動きもカクつきがちです。
そのためジンバルの設定を上手く設定する必要があります。
以下がPhantom4Proの場合の、ジンバル詳細設定各項目の解説になります。

【ジンバルピッチ速度】
ジンバルが、入力に対してどれくらいの速度で動くか。

【ジンバルピッチを30度まで上げられます】
オンにすると、ジンバルをプラス30度(上向き)までチルト可能になる。

【ジンバルピッチの柔らかさ】
ジンバルを操作した際の、動き始めと終わりの挙動を調節できる。

【ジンバルヨー・シンクロ・フォロー】
オンの状態では、ヨーイング(ラダー操作)をした際にジンバルが左右に動き、急な動きを抑制する。

以上の項目を設定を、最大3つまで設定として保存することができます。風景などを撮影する際にゆっくりとチルトアップ・ダウンする場合は、ジンバルピッチ速度を下げ、ジンバルピッチの柔らかさを上げる(ジンバルの挙動が柔らかくなる)と、自然な動きをしやすいです。

いろいろ試して、お気に入りの設定をさがしてみてください。

静岡沼津ドローンスクールのウェブサイトでは、他にもドローンに関する法律や技術、資格についての解説がたくさんありますので、ぜひご覧ください。