写真講座に新たなカリキュラムが追加されました。
「カリキュラム3」は「写真」ではなく「ドローンを使用した動画撮影」の基礎を押さえる講座になります。 DJIGO4 を使用した実際の撮影設定等も内容に含まれており、すぐに使える実践的な内容となっております。
ドローン空撮の可能性
ドローンを活用した撮影例をいくつか紹介する動画を作成しました。
ドローンは撮影機材として、撮影者や制作者に新たなアプローチの方法を与えてくれます。陸上から行う通常の撮影と、ヘリ等有人航空機を使用した大規模な空撮の隙間を埋める、「痒い所に手が届く」立ち位置と言っても良いかもしれません。機種を見ても、プロユースから手軽に撮影が可能な小型機まで、その多様性を現在も広げております。
最近は趣味で映像制作を行う方も多いと思います。
しっかりと基礎を学べば、個人でもドローン空撮は可能です。従来の有人機による空撮やドリー、クレーン等、予算や人員が必要な撮影法の代わりとして、ドローンを使用することでそれらに近いカットを撮影することができます。
もちろんドローン独自のカットも撮影手段の一つとして手に入れることができます。
効果的にドローンショットを取り入れることで、作品にとっての良いアクセントになるかもしれません。
当校では野外実習の際に実際、カメラの設定を行いドローン空撮の練習も行います。
当校ウェブサイトはコチラをクリックでジャンプできます。
説明会では実機の展示や、カメラの搭載されたトイドローンの飛行体験もできますので、お気軽にご参加ください。無料説明会の詳細・お申込みはこちらからどうぞ。
私達、静岡沼津ドローンスクールは、ドローン運用の際「安全のために」最低限必要な知識と技術を習得していただくスクールです。
当校でしっかりと技能を習得していただき、空撮をはじめ多様な無人航空機の利活用に携わっていただければと思います。
※当記事内のドローン空撮に関する考察は筆者個人によるものです。
空撮に使えるDJIGO4の機能~ポイント・オブ・インタレスト~
ノーズインサークルと呼ばれる飛行方法があります。
これは一点に機首を向けたまま円運動を行う技術です。撮影では、一つの動かない被写体を写し続けながらその回りをぐるぐる回る撮影方法になります。
複合的なスティック操作が必要になるこの技術は、ドローンの手動操作技術のスキルを示す一つの指標として挙げられることも多いです。
しかし可能な限り操作を簡略化し、別の事へリソースを裂きたくなるのが撮影現場でもあります。
そこで今回は、ポイント・オブ・インタレスト(以下POI)と呼ばれる機能を紹介します。
POIはDJIドローンを操作操作する際に使うDJIGO4等に搭載されている自動航行機能です。上述したノーズインサークルを自動で行ってくれる機能になります。
以下に、Phantom4Proを使用した場合の使用方法を解説します。
尚、自動航行の際も機体の飛行経路や周辺空域に注意し、飛行を行ってください。
赤丸の部分をタップします。上写真のようにプロポマークの場合は、通常の手動操縦モードであることを示しています。
次に、自動航行の一覧が出てきますので、右へスワイプしてください。
すると、ポイント・オブ・インタレストがありますので、ここをタップしてください。
POIの画面になりますので、周回する円の中心となる位置に機体を動かしてください。通常は カメラを下向きにして、被写体の真上に機体を持っていきます。
機体の位置(円の中心)を決めたら、「POIを記録する」をタップします。
上写真のように次の画面になったら、機体を後退させて円の半径を決めます。
先ほど決めた「中心」を支点にして、後退させた分の距離を保ちながら円運動を行います。
半径を決めたら、画面上の「適用」をタップします。
すると、機体が設定した中心を軸にして、常にそちらを向きながら円運動を始めます。
回転方向や速度はもちろん、高度や回転半径もスティック操作で動かすことができます。
「POIを非表示」をタップすれば、右にあるPOI情報が画面から消えますので、カメラ設定等を触ったり、撮影している画角の確認もできます。
POI中に、あるいは行う前に録画をすれば、綺麗な円運動の映像を撮影できます。
運用の際の注意点としては、当たり前ですが機体は勝手に移動しますので、衝突等の危険を感じたらすぐに手動飛行に戻してください。
Phantom4Proの場合はPモードからAモードへ変え、すぐにまたPモードに戻すのが一番簡単な方法です。これで通常の手動操作モードへ戻ります。またPOI中に画面左に表示される赤いバツ印をタップしても自動航行を中止できます。
当校の講習ではこういった、すぐに撮影で使える機能も、実際に野外で飛行を行いながら体験していただきます。
当校ウェブサイトはコチラから!