どうしてドローンスクールはPhantom4を使っているのか

Phantom4Pro ドローンスクール ドローン 超広角
かつては「ドローンと言えばこの形!」でした。

この記事では、以下のような内容でドローンや静岡沼津ドローンスクールに関する情報をお届けします。

  • 1. そもそもPhantom4って?
  • 2. 最新の機体はMavicシリーズ
  • 3. なぜドローンスクールでPhantomを使うのか
  • 4. まとめると..

1.そもそもPhantom4って?

まず、当校が使用している機体はPhantom4″Pro”という機体です。
Phantomシリーズはドローン最大手メーカーDJI社が手掛けているシリーズで、初代Phantomから始まり大小さまざまなバージョンアップを繰り返し、現在一番新しい機種は”Phantom4 Pro V2.0″になります。(モニター付属のPlusモデルもあります)
一番新しいと言っても、2020年にこの機種が発売されて以来、後継機は一切発表されてません。

色々なパーツを個人が組み合わせて機体を造り上げるのではなく、空を飛ぶ機体や操作するプロポ、撮影するためのカメラを一つのパッケージとして売り出したのが当時革新的だったという話を聞いたことがあります。
※初期の機体はカメラはGoPro等を後付けでした。

「組み立てが必要なラジコン」から「撮影ガジェット」へドローンの立ち位置が変わり始めたように感じます。

カメラやスキッドを除けば、前後左右対称のフォルムで構成されており「ドローンってこんな形だよね」という一般的なイメージを世の中に植え付けた機体ではないでしょうか。

2.最新の機体はMavicシリーズ

前述の通り、2020年を最後にPhantom4シリーズは後継機が出ていません。
現在DJI社の製品でPhantomシリーズのポジションを引き継いでいるのは”Mavic”シリーズです。

Mavicシリーズは従来の前後左右対称的なフォルムを逸脱し、”航空機っぽく”なったように感じます。Phantomはどっちかというと「UFO」みたいな印象です。
このシリーズは性能や価格帯によっていくつか系統があり、予算や求める映像クオリティによって、私達に選択の幅が残されています。

ドローン Air2S DJI 沼津 ドローンスクール
Mavicシリーズで真ん中くらいの機種になるAir2シリーズ。
電源を入れる前に、ジンバルカバーはちゃんと外しましょう。

Mavicはアームを折りたたむことでより小さく収納する事ができます。
Phantomは複数機を車に積んだりすると、結構かさばります。
AUTELやACSL等のメーカーも、このように折りたたみ可能な機種を生産しています。

3.なぜドローンスクールでPhantomを使うのか

スクールを受講した方は、恐らくPhantomは買わないと思います。
そもそも、買おうと思ってもあまり在庫が流通していないのが現状です。
でもスクールはPhantomです。なぜでしょうか。

一番の理由は「飛行モードの手動切り替えが特別な措置無く可能で、かつ行いやすい」ということです。
MavicシリーズはEnterpriseのような一部機体を除き、手動で飛行モードの切り替えができません。※厳密にいうと不可能ではないのですが、特殊な措置が必要です。

この機能により、GPSの測位情報を使用するか否かを手動で選択できます。
PhantomだろうとMavicだろうと、GPSからの電波がしっかりと受信できないと機体は今いる位置を保てません。風が吹けば流されます。
そういった状態を、Phantomは飛行モードを変更することで任意のタイミングで再現できます。
また細かい点ですが、このモード切替レバーがしっかりと突起物としてプロポ形状からはみ出しているので、操作もしやすいです。

そしてドローンスクールのカリキュラムでは、この機体の位置保持ができていない状態での操作スキルを得る事が重要な課題の一つとなります。
そういった状況で飛行させないことが一番ですが、万が一そのような事態に陥った場合も現状を把握し、適切な対応をとれるようになることがドローンの操縦手には求められます。

つまり、飛行中にGPSが切れた際の対応を練習するのに、非常に使い勝手の良い機体がPhantomなのです。

最新型のPhantom4ProV2.0は通信方式がOcuSyncなので、プロポ2台をマスターとスレーブに分けて飛行できます。練習には更に良い機能ですね。

4.まとめると..

1.Phantomシリーズは2020年を最後に新型機を出しておらず、現行機は結構な品薄状態。
2.Phantomの立ち位置を今背負っているのはMavicシリーズ。色々な系統があるので、予算等に応じて選択肢がある。
3.GPSが切れた場合の飛行技術を身に付けるためには、Phantomが練習しやすい。

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