気象のハザードと機体性能。

快晴の空であっても、常に気象状況には注意を向けましょう。

空を飛ぶドローンにとって、気象状況は非常に密接な要素です。
雨・風・雷、等の気象状況は、場合によってはドローン運用のハザード(=危険源)になり得ます。
気象に限らず、何がハザードになり得るかを知らないと正確なリスクアセスメントが行えずに事故という結果につながります。

気象状況について考える際に大切な事の一つとして、使用する機体がどの程度の気象状況に耐えられるのかを知っておくことがあげられます。
どの程度の風に耐えられるのか、雨は大丈夫か、等です。


例としてPhantom4Proであれば、風速10m/sまで耐えられますが、雨天の飛行はできません。これはマニュアルに記載がありますので、しっかりと読んでおきましょう。
実際に飛行を行う際は、風速は基本的に高度が高くなるほど速くなると考えてください。大まかな目安としては地上風速の2倍くらいと思っていただければ良いです。ただしそれ以上である可能性があることを忘れないでください。
そのため機体性能がPhantom4Proのように10m/sまでの風速に耐えられるのであれば、地上風速でおおよそ5m/sがボーダーラインとなります。もちろん前述したように上空の風速が10m/sを上回っている可能性もありますので、地上風速が早い場合は細心の注意を払い、その他リスク低減対策を施しできる限りリスクの低い運用を心がけてください。

その他、霧は機体に水滴が付着する可能性が高いため、防滴仕様の機体を使用する必要がありますし、春や秋は風のない広い場所でつむじ風が発生する可能性もあります。
その他にもドローン運用には気象に関するいくつかの知識と注意が必要になります。

当校には座学の科目の一つに「気象」というものがあります。
安全運航に際して「天候」という観点から注意すべきこと、守るべきことは何なのか、気象の学科でお話をさせていただきます。

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