スクールの実技練習について

ドローンスクールってどんなことをするの?

スクールでドローンについて学ぶといっても、一体どのような事をするのでしょうか。
もちろん各スクールさんや所属する管理団体によって違いはあると思いますが、静岡沼津ドローンスクールではどういった内容の練習を行うのかを、簡単にですがご紹介させていただきたいと思います。

今回は特に「実技実習」についてご説明します。実際にドローンを操作していただく時間になります。
当スクールでは、座学を勉強していただいた後に実技を行っています。教室で聞いた話を、実機を用いて練習します。

また実技中盤以降は、基本的にAモードで練習を行います。
Aモードでは機体に搭載されている機能が一部OFFになるため、水平面方向の動きがフリーになり、風が吹けば機体は流されますし、移動している機体を止めるには反対側にスティック入力をしてブレーキ(当て舵)をかける必要があります。
※通常使用するPモードは全ての測位がONになっており、スティックを倒している間だけ動き、スティックを離すとその場に留まり続けます)

なぜわざわざ一部機能をOFFにして練習をするのか?

ドローンが常にその場に留まっていられるのは、GNSS(GPS等)による恩恵が大きいです。しかし渓谷やビル群の中等、機体から空が見渡せない飛行空域ではGNSSとの通信が不安定になる場合があります。必要な数の衛星から受信ができなくなると、機体はGPSの恩恵を受ける事ができなくなります。当スクールで使用するDJI製の機体の場合はこの状態になると、自動的にAモードへ移行します。

つまり、飛行中に何らかの要因によりGPSとの通信が途絶した場合でも、安全に機体を操作できる技術を養っていただくために、Aモードでの練習を行っています。
もちろんそれ以外に、Aモードで機体を安定して飛行させることができるという事が、ドローンを安全に運用する最低限の技能だろうと考えている事もあります。

また、野外の講習では自動航行や高高度での飛行等も体験していただきます。
こちらではより実際の運用に近いであろう状況下での飛行となります。

以上、おおまかな紹介となりましたが、どうでしょうか?
当スクールは「ドローンを運用する上で最低限必要な知識と技術を習得する」ためのスクールだと考えております。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

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